- あなたは何人ですか?
「あなたは何人ですか?」そう尋ねられたとき、あなたなら何と答えますか。
長年海外で働いていたある男性は、生粋の日本人であるにもかかわらず、街を歩いていると外国人観光客と間違われ、「どちらから来たのですか?」と声をかけられることがよくあるそうです。そんなとき、彼は決まってこう答えると言います。「宇宙人です」あるいは「地球人です」と。
その答えを聞いた人は、大笑いするか、不思議そうな顔をするかのどちらかだそうです。しかし、よく考えてみれば、これは冗談ではなく本当のことです。私たちは誰もが、国籍を超えて「地球」という惑星に住む「地球人」であり、より広い意味では「宇宙人」でもあるのです。
もし、この事実を素直に「ああ、そうか」と受け止められたなら、これまでとは少し違う自分に出会えるかもしれません。実際に、あるイギリスで学位を取られた方は、その外見から学生たちに「宇宙人」と呼ばれるそうですが、その方は嬉しそうにその話をされます。専門が宇宙法だからだというのです。
夜、一人で静かに過ごす時間に、ぜひ、「自分は今どこにいるのか」「自分は何者であるのか」を想像してみてください。地球は、広大な宇宙の中の無数の銀河の一つである天の川銀河の片隅、太陽系の中を浮かんでいる小さな石のようなものです。そして、人間は、その石の表面に付着した埃のような存在にすぎません。
このスケールを実感できたとき、私たちは、日々の些細なことで右往左往する必要がないことに気づきます。むしろ、自分が本当にすべきこと、進むべき道が見えてくるに違いありません。
「今日の学び」に記す内容は、すべて生井利幸先生より日々賜る学術講義に基づき、弟子の私、竹内差世がまとめております。
⇒「今日の学び」一覧はこちら