- すべては日常生活の上にある
勉強は勉強、仕事は仕事、そして生活は生活。多くの人は、それらを別々の領域として捉えています。しかし、実際にはすべてが繋がっており、その基盤は日常生活にあります。
例えば、靴を揃える。何かを取るとき、すでに片手に別の物を持っているなら、一度それを置いてから必要な物を取る。(片手で要領よく済ませようとすると、かえって失敗します。実際に苦い経験をした人はいると思います。)使った物を元のとおりに整える。冷蔵庫の扉を丁寧に開閉する。自分の荷物が周囲に触れていないかを確かめる。忘れ物がないかを確認する。こうした日常の所作の一つひとつを、細かく丁寧に行うこと。結局のところ、それに尽きます。
逆の側面から見れば、より明瞭です。雑で不注意な人が大成したという話は聞きません。むしろ、ほんの少しの油断や不注意が重大な事故を引き起こします。火事はその典型です。線香の消し忘れなど、ごく些細な不注意から多くの火事が起こっています。「ちょっとしたこと」が、取り返しのつかない結果を招くのです。
勉強も仕事も同じです。たかが誤字・脱字と軽視する人もいますが、たった一文字が原因で、相当な時間と労力を費やした成果が台無しになることがあります。ビジネスの世界では、ほんの小さな誤りや確認不足が、経営そのものを揺るがすことさえあります。
では、こうした差はどこから生まれるのでしょうか。特別な能力や才能ではありません。日常生活の在り方です。先に述べたように、一つひとつを丁寧に行うこと。その積み重ねが、勉強や仕事の質を決めます。日常がいい加減なまま、勉強や仕事の場面だけ急に丁寧になれるはずがありません。
日常生活にこそ本質があり、そこにその人の本当が表れます。もし、勉強や仕事がうまくいかないと感じているなら、まずは自分の日常生活を見つめ直してみてください。必ず改善の糸口が見つかるはずです。雑さや不注意を放置したまま、何かが成就することはありません。すべては、日常生活の上に築かれるのです。
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