哲学への入口

音で経験する、生井利幸先生の哲学(哲学するための哲学)

生井利幸先生は、哲学者であり作家ですが、ご自身の哲学を美しい活字として表現されるだけでなく、世界共通言語である英語で講義を行われます。また、講義を行われるに際し、何ら参照されることはありません。講義内容が本質的な内容であることはもちろんのこと、講義の中で使用される英語表現、イントネーション、間の取り方、声の抑揚、パフォーマンスなどすべてが格調高く、講義そのものがまさに総合芸術なのです。以下では、そのほんの一部をご紹介していきます。英語音声講義を聴き込むことにより、生井先生の哲学の中に入り、深い思索を試みてください。きっと大切な何かが見えてきます。
※英語音声講義を聴講する際は、静かな場所で心を落ち着かせて(可能なら部屋の電気を消して)聴講することを推奨します。

「法と理念」part 1(英語音声講義)
【考えるヒント】
 法(law)と理念(ideal)の間には何があるのでしょうか。法は、私たち人間が、人間社会の中で生きていくために必要なものであると、その一方で、法を必要とすることは決して素晴らしいことではなく、恥ずべきことであると言われます。本講義では人間の持つネガティブな側面に触れ、法が必要な理由が講じられています。

「法と理念」part 2(英語音声講義)
【考えるヒント】
 本講義は、「法と理念」part 1 の続きとして講じられた講義です。理想の理念は、人間の文明社会においてどのような法をも超越すると言われます。人間存在の本質に迫りながら、一人の人間として、どのようにして善く生きるべきなのか、どのようにして自分自身の生に意味を成すべきなのかが講じられています。そして、その答えは、自ら考えていく必要があります。

「真理の概念」と「本質の概念」を哲学する(英語音声講義)
【考えるヒント】
 学問は、人文諸科学、社会諸科学、自然諸科学の3つの分野に分類され、それらすべての学問の基礎は哲学であり、それ故、哲学の勉強は必要不可欠であると教授されます。また、すべての学問において共通して向き合うものが、本質(essence)と真理(truth)の追究であると言われます。本講義では、混同しがちなそれら2つの概念がわかり易く講じられており、それぞれの概念を心の奥深くで感じとることができます。さらには、講義を通して、学問とは一体何であるかを自分なりに思索を試みると、さらに深い世界へ行くことができます。

時間の観念(英語音声講義)
【考えるヒント】
 時間とは何であるのか、時間は自分で手に入れたものなのか、それとも・・・。生井先生は、時間は命の次に大切なものであると、今向き合っている1秒の積み重ねが人生であると教授されます。これらをヒントに聴き込むと、講義序盤の意味も含めて感じ取ることができ、深い思索の世界を満喫することができるに違いありません。

点の思考・線の思考・空間の思考(英語音声講義)
【考えるヒント】
 本講義では、人間の思考には、点の思考、線の思考、空間の思考という3つの思考があり、必要なのは空間の思考であると、そして、それを他者の幸せのための行動につなげる必要があると言われています。ただ残念なことに、多くの人が点の思考にとどまっているとも。ぜひ、本講義を聴き込み、自身の思考の空間を広げ、深い思索を試みてみてください。